こんにちは、TTAの森です。
今回は、「外国人留学生 活用事例 その2 食品加工業での事例」についてお話ししたいと思います。
ある国立大大学院を修了したCさんは、三陸地方にある水産物の食品加工を行っているD社に就職しました。Cさんとは、彼が大学院在学中に私がお手伝いしていた外国人留学生就職支援事業で知り合いました。D社を受けに行く時もいろいろと相談に乗り、CさんがD社から内定をもらったとの報告があった時は身内のことのように喜んだのを今でも思い出します。
CさんはD社入社当初は貿易部に配属され、中国やロシアへの水産加工品の輸出や原材料の輸入等の業務を担当していました。特に、中国の取引先との折衝では彼の語学スキルが役に立ったとD社の社長さんにお伺いしました。その後、貿易部の仕事を兼務しながら技能研修生の教育や通訳、技術指導も担当しました。
入社当初、港町にある会社ということもあって周りの社員の威勢良さというか言葉に粗さに苦労するところもあったようですが、持ち前のバイタリティーと人あたりの良さで、本人曰く次第に周りの社員にもかわいがられる様になり仕事も楽しくなったとのことです。港町の独特の粗さには苦労するだろうなとは思っていましたが、彼の日本人以上に日本人らしい「耐える姿勢」で乗り切ったのは想像に難くありません。もちろん、周りの同僚の方々の気遣いや指導にも助けられたとは思います。しかし、彼の“耐える”姿勢は、港町の人たちには好意的に受け入れられたのが大きかったように思います。私見ではありますが、日本企業でうまくいく外国人留学生に共通することに「日本人らしさ」を持っていることがあります。これは日本人的な考えができるということよりも、日本人的な「心遣い」ができるかどうかということです。日本人のような気配り、年配者への敬意など、今の日本人の若者が忘れかけてることができる外国人留学生は、日本企業でも間違いなく成功しています。ぜひ面接では、そのあたりをチェックしてみたください。
そして、CさんがD社で成功したのには本人の努力だけでなく、前述しましたが周りの方の理解も不可欠な要素です。外国人留学生は、多くの日本企業ではマイノリティーに過ぎません。本人が会社に溶け込む努力も必要なのは言うまでもありませんが、周りの社員の皆さんのご理解とご協力もなしには決してうまくいきません。つまり、彼らが実際に働く現場の理解なしには、どんな優秀な人財であっても御社の役には立たないということです。外国人留学生の採用時には、ぜひとも社員の皆さんのご理解とご協力を何卒よろしくお願いします。
今回は、「外国人留学生 活用事例 その2 食品加工業での事例」についてお話ししたいと思います。
ある国立大大学院を修了したCさんは、三陸地方にある水産物の食品加工を行っているD社に就職しました。Cさんとは、彼が大学院在学中に私がお手伝いしていた外国人留学生就職支援事業で知り合いました。D社を受けに行く時もいろいろと相談に乗り、CさんがD社から内定をもらったとの報告があった時は身内のことのように喜んだのを今でも思い出します。
CさんはD社入社当初は貿易部に配属され、中国やロシアへの水産加工品の輸出や原材料の輸入等の業務を担当していました。特に、中国の取引先との折衝では彼の語学スキルが役に立ったとD社の社長さんにお伺いしました。その後、貿易部の仕事を兼務しながら技能研修生の教育や通訳、技術指導も担当しました。
入社当初、港町にある会社ということもあって周りの社員の威勢良さというか言葉に粗さに苦労するところもあったようですが、持ち前のバイタリティーと人あたりの良さで、本人曰く次第に周りの社員にもかわいがられる様になり仕事も楽しくなったとのことです。港町の独特の粗さには苦労するだろうなとは思っていましたが、彼の日本人以上に日本人らしい「耐える姿勢」で乗り切ったのは想像に難くありません。もちろん、周りの同僚の方々の気遣いや指導にも助けられたとは思います。しかし、彼の“耐える”姿勢は、港町の人たちには好意的に受け入れられたのが大きかったように思います。私見ではありますが、日本企業でうまくいく外国人留学生に共通することに「日本人らしさ」を持っていることがあります。これは日本人的な考えができるということよりも、日本人的な「心遣い」ができるかどうかということです。日本人のような気配り、年配者への敬意など、今の日本人の若者が忘れかけてることができる外国人留学生は、日本企業でも間違いなく成功しています。ぜひ面接では、そのあたりをチェックしてみたください。
そして、CさんがD社で成功したのには本人の努力だけでなく、前述しましたが周りの方の理解も不可欠な要素です。外国人留学生は、多くの日本企業ではマイノリティーに過ぎません。本人が会社に溶け込む努力も必要なのは言うまでもありませんが、周りの社員の皆さんのご理解とご協力もなしには決してうまくいきません。つまり、彼らが実際に働く現場の理解なしには、どんな優秀な人財であっても御社の役には立たないということです。外国人留学生の採用時には、ぜひとも社員の皆さんのご理解とご協力を何卒よろしくお願いします。